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長 嶋  耕 助

Kosuke Nagashima

1992
2014

 


2022
 

神奈川県真鶴町生まれ
専修大学 経済学部卒業

庭相にて修行

修行を終了して独立 庭抄

主に雑木と山野草を扱った庭を作ります。
草花や樹木の美しさに惹かれて造園の世界に入りました。

雑木の木陰

​庭づくりのこだわり、考え方

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​自然のリズムを感じるお庭

​庭抄では落葉樹を主体とした、季節によって表情の違うお庭をつくっています。春の芽吹きの瑞々しさ、夏の旺盛、秋の落ち着いていく姿、冬の芽に力を蓄える姿。すべてが心にしみわたります。一本の落葉樹があるだけで、その季節の心地良さが全く異なってきます。

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​環境をつくる

​何気なく見ている自然の景色はそうあるべくしてそうなっていると考えます。

​自然の環境下で単独で生きている樹木はなく、背の高い木々が地表の照度を落とすことによって繊細な低木類や山野草が守られる。斜面に石があるから土がたまる。谷に水が行き着いてこの花が咲く。そういった必然性にならった庭作りを心がけます。

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​植物を大切に扱います

​植物が伸び伸びと自然に生きている姿ほど美しいものはありません。

お庭の美観は、ほとんど植物の健全さにかかっているように感じます。

お庭で作業していると、鳥が落とした種から自然に出てきた植物が素晴らしく綺麗だったということも多くあります。

​伐採や心ない剪定は控え、できる限り植物に寄り添った判断をさせていただきます。

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​管理しやすく心地良いお庭

寛容な気持ちでお庭を見ていただけるように工夫します。お庭があっても雑草が生い茂ってどうにもならない、ということにならないよう、お客様の生活にあったプランニングをします。

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​経年でさらに美しく、長く楽しめるお庭

​お庭はつくった直後が完成ではありません。樹木は年を重ねるごとに成長し、環境にあった枝ぶりになっていきます。石材や構造物も土や植物によく馴染んで風合いが変わってきます。長い時間をかけてさらに美しくなり、愛着が湧くような空間つくりを目指します。

​さいごに

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人と人との物理的な距離が近くなった現代において、誰の目も気にする必要のない自分だけの外が必要かと思います。

日常に疲れた時、外の空気を吸い、花に水を与え、草花の芽の成長を見るとふと疲れが癒されることがあります。

古来から人々は四季折々の草木の様相を歌い、花を挿し、あらゆる想いを花に寄せてきました。歓びや哀しみ、生と死、個人的な想い出など、植物は人間のどんな感覚も、静かな色と形にして要約してくれます。草花の普遍性は簡単に絶えるものではありません。

何かを感じること、誰かを想い続けること、草花はそういった素朴な感覚を良い方向に助長してくれます。

草木を生活に取り込むことによって何か大切な感覚が得られるのではないかと思います。

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